キトで25年間での最低気温を記録

キト


せっかく南米に住んでいるのでスペイン語のお勉強もかねて現地の新聞を翻訳していきます。

Temperaturas más bajas en 25 años


キトで3.5℃を観測。
地球って温暖化してるんじゃなかったっけ


11月9日水曜日の早朝、キト南部イサバンバの気象台はこの25年間で最低の3.5度を記録した。

1985年以来の気温の低下を当時同じ気象台で2.6℃を観測した、国立気象・水理研究所(Inamhi)の気候学の技術者アントニオ・ロドリゲスは述べた。

また、1984年に2.0℃、1985年に上記の気温を記録して以来今月は1965年以来三番目に気温の低い水準になる。ロドリゲスによると11月の平均最低気温は5℃〜7℃である。

今年に入ってからの記録は7℃〜10℃の間で上下している。しかし首都の気象状況は"異常な"状態であると気象庁のアレハンドロ・テラーンは言う。そのために気温は"日ごとに"3℃〜4℃のあいだで低くなっている。

説明によると、一部の場所で気温の低下を招いている寒気が存在しており、それは現在一時的に被害を及ぼしている、コロンビアから来た薄い雲の層に起因している。

Inamhiはこうした状況がアンデス地方全域で激しい雨が続いていることへ影響しているとして、次の気象予測のために観察を続けている。

先週の火曜日、激しい降水を記録したトゥングラゥア県のペリレオ郡ではsistema de lagunasが錆びによって深刻な被害を受けた、と当地の消防局は見ている。泥流が動物を流し去ってしまったりや7ヘクタールの耕地がだめになるなどの被害を受けている。



寒波の影響はシエラ全域に及んでいる。Inamhiは先週の水曜日にトゥルカンで8.8℃、コトパクシで5.3℃カニャルで6.6℃と、共にエクアドルのシエラで最低の気温を記録している。

住民たちはキトを支配する寒気のせいで、しまってあるコート、マフラーそして手袋のほこりを払わなければならなくなっている。厚い雲と雨は日常の景色となってしまった。

昨日首都では数時間日光を見ることができたが、すぐに雨が降り出した。ヴィセンティーナに住むセシーリャ・ナルヴァーエスは火曜日は今年で最も寒く感じた,と述べた。

パンを買うためにポンチョに身を包んで家を出たが、寒さのためにすぐに家に戻りさらに着込んだ。キテーニャたちは滝のような雨のために今週は洗濯物を乾かす暇さえなかった。"土砂降りの雨はいままで降ってなかった分を埋め合わせている"と彼女は笑った。Inamhiによるとキトの気温は8℃〜10℃である。この寒気と雨は1月まで続くという。

タクシー運転手のカルロス・アセーロはキトの中心部では雨のせいで30分以上も交通が麻痺したという。車の列は長く動くことはできなかったそうである。

悪天候はマリスカル・スクレ空港発の国内線・国際線で、便の遅れや欠航を度々引き起こしている。



コスタにおいては11月の初めに寒波が観測されたものの既に暑さを取り戻している。今月の初めにサリーナスで14℃であったが、昨日Inamhiは20.7℃を報告している。

海軍海洋学研究所のホルヘ・カールデナスはエクアドルの海はパナマからの暖流の影響を受けて温度が上昇しているという。

しばしば見られた霧雨も今週には半島から去っていった。




空港管制について:
空港
マリスカル・スクレ空港の職員は、悪天候のために出発、到着ともに5分〜10分、最大で15分の遅れが生じているとコメントしている。

操縦
上空で気候がよくなるまで待機するか代わりの空港へ着陸するかは操縦士の判断に委ねられている。




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